★ Judgment Ringについて....
 このリングがこれまでのBurning Bloodのオリジナル作品、別注品や原型制作とはそのコンセプトが全く違うということです。

Burning Bloodのオリジナル作品については述べるまでもありませんが、別注品や原型制作とはどう違うのかというと、これらは基になるお客様自身のデザインや映画等のキャラクター、実在する物や動植物をモチーフにジュエリーとして装着するのに適したデフォルメやデザインの修正を私自身が行うと言う事です。

 一方Judgment Ringはすでにジュエリーとして完成しているオリジナルの現物が存在しており、それがさらに経年変化によってかなり変形しているので、その状態からもとの状態を想像し復元せねばなりません。しかもオリジナルの現物をまじかにみる事ができないので、想像と仮定による造形を余儀なくされるということです。それでいて万人が認める程に似ていれば似ている程良いのです。
★ このリングに何故Judgmentと言う名前をつけたのか?
 キース・リチャーズのスカルリング。

 世の中でキースリングと言われているリングのほとんどがそれとは全く異なる造形であるのにも関わらず,いつまでたってもそう言われ続け、売られています。これと同じ物を求める人が本当に大勢いることにつけこんで売り手がそれを承知でやっているのだとしたら、これを悪意のある詐欺行為であるといわずになんというのでしょうか?

 私は当初このリングを造るにあたってそう言った売り手や騙されてしまった買い手の双方に審判を下し、又,私自身がその出来について審判を受ける為にこのリングを造ったのですが、今となってはそんな考えは無くなってしまいました。

 というのもこのリングを求め続けている人の深い思い入れに触れ続けるにつけ、その人たちの求める物そのものを作り上げる事にのみ最大の努力をしたいという思いの方が強くなってしまったのです。その結果が2ndモデルを造るということに繋がりました。

 現時点において私自身は世界で一番オリジナルに近いと言う自負がありますが、 私はこのリングの出来について他のブランドや誰かと争うつもりはありません。むしろ私以外にも多くの作り手がさらにキース・リチャーズのスカルリングに近いものを造る事が出来たなら、それはそれを求める者にとって望ましい事だと思っています。

 私にとって「キースリング」と呼ぶべきは彼自身がしているリングただ一つだと思っているので、Burning BloodとしてはJudgment RingはあくまでもJudgment Ringであり、どれほどキース・リチャーズのスカルリングに近く、あるいは仮に同じと言える程の物を造る事が出来たとしても,私自身がこのリングを公的な場面で「キースリング」と呼称する事はありません。

★ 1st Model について
 このリングはもともと知人からのオーダーを受けて制作した物です。

制作するにあたって用意して頂いた資料の画像に真横、真下、真上から見た詳細な画像が無かったので,主に正面と斜めから見た画像を基に制作しました。額や側頭部の造形は光の反射のしかたから想像して造ったので線や曲面の角度や隆起の仕方に私自身の趣向が入ってしまい、オリジナルよりも全体的に丸みを帯びた造形になっています。

 今となってはオリジナルとの相違点が多々ありますが、Skull Ring作品の一つとしては仕上がりに不満はありません。
★ 2nd Model について
 1stを制作したのちに多くの方々からたくさんの資料をいただき、その度に幾度と無く検証し直した結果、不明だった部分や光の加減ではっきりと解らなかった曲面の造形がわかりました。1stをお買い求め頂いたお客様に対して申し訳ないと言う思いと,そのままでは自分自身が納得いかないと言う思いから1stで再現しきれていなかったところを改修することにしました。

文字通り1stの原型をベースに加工修正していったのですが、改修箇所がほぼ全体に及んだ為、1stとは全く別物となりました。

Burning Blood
知見有士